デジタル敗戦して久しい日本です。このマイナンバーカードが 全てを解決するとは思えませんが、
何もやらないよりはいいのではと思い、当院ではデジタル推進を進めていきます。
(とは言っても、キャッシュレスに対応する予定はありません。 キャッシュレスにすることで 中間マージンが発生し、皆様にご提供する歯ブラシなどのお値段が高くなってしまうからです。もうしわけございません。)
当院では、患者様の利便性と 院内事務作業の効率化及びミス防止のため、マイナンバーカード資格確認を導入しています。
マイナンバーカード資格確認することで、患者様は何がお得なの?
#お得1 患者様の同意があれば、歯科医師は服薬履歴などが参照できます。そうすると、現在の歯科の症状はお薬の副作用では無いのか確認できます。また歯を抜いたりなどの外科的治療が必要になった場合、お薬によってはすぐ歯が抜けなかったり、抜いた後血が止まりにくかったりするので、その確認をすることもできます。
例 骨粗鬆治療薬の中には、歯を抜いた後に、まれに顎骨壊死(骨が腐ってしまう)を起こすものがあります。
#お得2 患者様の同意があれば、他科での症病が参照できるため、歯科疾患との関連を考慮でき、より良い診療へと結びつけることができます。
例 糖尿病の方の中には、歯周病が悪化の原因だったり、歯を抜いた後の治りも悪かったりすることがしばしば見受けられます。
マイナンバーカードの使い方はとっても簡単。マスクしての顔認証もできます。
でも、高額療養費の同意は、その月の医療機関での支払いが大きくなりそうな方だけでOKです。無理に同意しないでください。(医療機関側では、その世帯の収入がわかってしまうのでプライバシーダダ漏れです。)
最近、患者さんから「どこ行ってもマイナンバーカード使え使えって言われるのよねー」と伺います。
実は、マイナンバーカードによる保険証確認のパーセントが増えれば増えるほど、 診療所で10万円、病院では20万円の助成金がもらえるからです。それ、なんか違ってないですか?厚生労働省さん。患者さんに還元しないと使ってもらえないでしょ。 マイナンバーカードで保険証を確認し、尚且つ公的資金受け取り口座を登録してる人には、確認一回につき百円とか自動振り込みされるようにすればいいんでは?
ちょっと独り言でした。