もう30年かあ。むし歯ゼロを目指して。

歯科医になって もう30年。そして、開業してなんと26年が経ちました。開業当初は子供のむし歯が多く、待合室はいつも子供たちで溢れかえっていました。3歳から5歳の子供たちでも練習しながら徐々に慣れてもらい、怖い歯科治療を なるべく楽しく楽しく。

8本もむし歯を治した子も珍しくありませんでした。毎週、頑張って治療を行い、うまく治せたら拍手して喜ぶ、そんな治療の日々でした。通ううちに、治療を楽しみにしてくれる子も多くいました。

その子供たちが成長し、むし歯だった乳歯が一本一本抜けていき、新品のピカピカの永久歯が生えてきました。そして、中学生になる頃には、むし歯ゼロの永久歯が揃いました。その後、中学・高校と少し音沙汰がなくなったりもしましたが、現在ではその子供たちが大人になり、結婚し、さらにその子供たちがむし歯予防のために当院に通ってくれる、そんな嬉しいことが起きています。

むし歯ゼロを目標に始めた小児歯科医冥利に尽きます。これも頑張って治療に来てくれた子供たち、そして毎回連れてきてくれた親御さんや、おじいちゃんおばあちゃんのおかげです。お母さんお父さんは お家でも仕上げ磨きや 甘いものの摂取に心を配ってくださいました。みなさんの日々の努力が実を結び、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

もう、いつ辞めてもいいのかな、なんて思う今日この頃です。

いやいや
親子4代 むし歯治療っていう 悲しいケースも、、、、、、、、
まだまだ辞められんわい。