
当院は、群馬県の大泉町で1999年1月6日に開院しました。
開業初日の患者さんは6名でした。
● とことん抜かない歯科治療で、一生自分の歯で食べよう。
● 乳歯はむし歯でも 永久歯はむし歯ゼロ。
をポリシーに掲げ、主に保険診療を中心に日々の治療に取り組み、今では多くの方々に御来院いただいております。ありがとうございます。
一般歯科のポリシー ★一生自分の歯で食べよう
一生自分の歯で食べるには、まずはむし歯や歯周病にならないこと、「予防」が肝心です。歯ブラシや歯間ブラシを使って、口腔清掃方法をしつこくお教えします。
でもそれに気付くのが遅すぎて、口腔崩壊を起こしている方も沢山来院されています。そのような方も、歯の根がちょっとでも残っていたら、コツコツ丹念に治療し、歯の無かったところに歯を立ててしまう。そんな気の長い治療を当院ではしています。
そしていよいよブリッジなどもできないほど歯がなくなってしまったら、良い入れ歯を入れて、もう一度お食事が楽しめるようにする。
というわけで、患者様にはとことん自分の歯を使っていただくことを目標にしています。
小児歯科のポリシー ★乳歯はむし歯だらけでも、永久歯はむし歯ゼロ
今は、むし歯はむし歯菌がうつることでできるという考えが世間一般に広まっていますが、当院が開業したころはまだあまり知られていませんでした。
むし歯菌が口の中で生息し始めてしまうと、通常はむし歯1本では済まず、大体乳歯8本がむし歯になります。さらに歯の質や甘いもの取り方によっては乳歯全滅のパターンも。
これも当院が開業したての頃は、当たり前の風景でした。
その子供達(ほとんど3歳から5歳児)をビヘイビアコントロールという小児歯科の手法を用いて、怖く無いように治療をし、(きちんと泣かずに注射だってできます)全てのむし歯を治し切る。
その過程で、保護者には、むし歯の減らし方やむし歯にならない方法、食事の取り方などをお話しする。5歳や6歳で永久歯が生え始めたら、今度はその永久歯をむし歯にしない方法を徹底して伝授。
成長の中で、治療済みの乳歯は1本また1本と抜けていき、新品の永久歯が生えてきます。それをまたむし歯にならないように、シーラントをしたり、歯磨き指導をしたりして育てていく。
かくして、12歳臼歯が生える頃には、むし歯ゼロの永久歯列が完成する。
そういう小児歯科治療をしてきました。
今受診している 歯周病治療のための歯石除去だけに来ているむし歯のない子(と言ってももう青年ですが)の中には、かつて自分が乳歯むし歯8本超だったというのをすっかり忘れている人も。(笑)
そして、さらにその子供たちの子供たちは 一生むし歯とも歯周病ともご縁のない世代になっていく。
それが理想で、その診療を地道にやっていくために、「歯科医院」や「デンタルクリニック」ではなく、「歯科診療所」という名前にこだわりました。
*添付の写真は、当院の患者さんの女の子(当時幼稚園)が、作ってきてくれた作品です。こういうのってホント嬉しい♡